今回は「iPad」の中の「音楽」関連にしぼって考えてみます。
ここ最近、「iPadには『デザイン上の問題』を理由として、iPhoneのデフォルトアプリのうち株価、計算機、時計、天気、ボイスメモが搭載されない」という情報が流れました。
たしかに、Appleのウェブページから確認してみると、上のアプリは表示されていません。
そのとき、「あれ?」と思ったところが1箇所…
ん?「Video」と「iPod」!?
iPhoneでは、楽曲も動画も「iPod」に入っていました。
iPod touchでは、楽曲は「Music」に、動画は「Video」に入っていました。
しかし、iPadでは音楽関連の機能は「iPod」で統一せず、動画は「Video」に、楽曲は「iPod」として管理するようです。
では、なぜ「iPod」で統一しなかったのか。
また、なぜ「Music」ではなく「iPod」にしたのか。
少し考えてみる事にします。
音楽はiPod、電話はiPhoneとし、iPhoneには「音楽としての『iPod』」が入っています。
どうしてiPadでは「音楽としての『iPod』」にしなかったのか。
今のiPod touchでは、Podcastも「Music」の中です。
Podcastも一種のMusicかもしれませんが、はたしてMusicと言っていいのか。
…などと、考えさせられるのはいくつかありますが、中でも有力と思われるのが次。
iPhoneとMacの中間デバイスなので、QuickTime的存在として「Video」を切り離し、iTunesの楽曲再生機能として「iPod」とした。
というか、これ以外の考えも最終的にはこの考えに行き着くような感じがします。
結局のところ、Appleとしては楽曲と動画を分けたいんでしょうかね。
以前、Apple CEOのJobsは「iPodには動画再生機能をつけない」と言ったという話も聞きますし、その時の思い、いわゆる「初心」が再燃してきたんでしょうか。
Mac(PC)上でのiTunesでは、今さら動画の管理機能をなくすなんてことは出来ない…というよりも今のiTunesの形がすっきりしているので、そんなことしないと思います。
だからこそ、iPadでは、楽曲再生としての「iPod」と動画再生としての「Video」に分けたのだと思います。
それに、9.7インチというそこそこの液晶を備えている「iPad」にとって、動画を見るというのは楽曲を聴くというよりも重点的な部分かもしれないですからね。
ここまでいろいろと考えると、ますます欲しくなりますね。
早く日本での明確な発売日が決まってほしいものです。